都恋~MIYAKO~[1]
一昨日発売された、PSPのタイトルです。
店に入荷した商品をそのまま衝動買い。乙女ゲーをプレイするのは一年ぶりです。
以下、ネタばれ含みます。よろしい方はどうぞ。
予備知識ほとんどなしで開始。
誰から攻略するか決めていなかったのですが、そんなこと問題にならないほど共通ルートが長かったです。
鍵になりそうな選択肢も当初まったく現われず、これはノベルゲーかと錯覚するような、読むだけの作業がいつまでも続きました。
おかげで、主人公の性格や心情、登場人物の設定などは細かいところまで良く分かりました。文章は読みやすかったし、BGMも良好、立ち絵も綺麗で良い感じでした。
ただ、なにしろ長かったです。2周目以降は既読スキップできるから、と自分を励ましつつ読破。
背景が固まったところでようやく、攻略に関係のありそうな選択肢が出ました。
といっても、返答の内容で好感度が上がる類のものではありません。
誰と仕事をするか選ぶだけです。
迷った挙句、メインヒーローとおぼしき晴明様についていくことにしました。
ついて行った先では、色々なイベントが発生します。が、ここでも選択肢はないも同然。どちらを選んでも、結局は同じ展開に持っていかれます。
主人公には確固たる独自の意志があり、プレイヤーはメッセージ送りのAボタンを押して彼女の行動を見守るだけ。介入はほとんどできません。
わりと共感できる主人公だったので助かりましたが、ゲームをプレイしているというより小説を読んでいる感覚でした。
なので、感情移入する余地がありませんでした。
上から目線だった晴明様が主人公に徐々に惹かれていくさまや、主人公の心情の変化などは丁寧に描かれていて良かったのですが、その過程にプレイヤーの意思が全く介在していないので、なんだか他人事のように感じられたのが残念でした。
そういうものだと割り切ってしまえば別かも知れないので、2周目からは意識して感情移入するように心がけてみます。
敵との決戦はじつに長時間にわたり、RPGのラスボスもかくやと思わせるしぶとさを見せつけてくれました。
激戦の末それを倒した晴明様も、文字通り人間離れしていて凄かった。
力作、という言葉しか浮かんでこない最終決戦でした。
主人公も戦いますが、このゲームの戦闘システムは2択制。
たとえば、敵の攻撃を右に避けるか左に避けるか選ぶといった具合です。
間違えると☆が減り、尽きるとゲームオーバーです。
どちらを選べばいいのか分からない場合が多く、何度か負けてしまいました。ペナルティなしで再戦できたのはありがたかったです。
晴明様をクリアした後、スチル画面に道満の表示が出ました。
さて、次は正体の知れた壱号くんにいってみようと思います。
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