クラスターエッジ 第12話

これって、アゲートの奇跡の力とベリルの政治力（あるのか？）で世界平和、大団円という結末に向かっているんでしょうか。それともなんかもっとカオスな結末が用意されているんでしょうか。

エマ先生、教職復帰です。その初日の議題は、アゲートの去就に関すること。アゲートは、クラスター学園を除籍になるだろうということです。
エマ先生、アゲートの部屋の私物を片付けます。ここは昔、カールスの部屋だったそうで、その昔カールスが焦がした壁がそのままになっています。回想シーンのカールス、教授にたしなめられてちろっと舌出してます、かわいいv
片付けの最中に通りかかったフォン、エマ先生に「部屋を片付けるのは簡単です、でもアゲートの思い出はなくなりませんよ」と。　鋭いなあフォン。先生とどちらが大人か分かりません。

夜。グリアン軍がラムスベックの人造兵製造工場を包囲しています。その囲みを抜けてきたとおぼしきラムスベック氏、教団の男にひとつのスーツケースを託します。「お返しする」と言ってましたから、もとは教団のものだったのでしょう。教団の車、軍の襲撃を受けてあっという間に炎上してしまいます。教団の男は車から逃げ出しますが、銃撃されてスーツケースを抱えたまま川に転落。

さて前回飛行機を乗っ取って逃げたアゲートとクロム。クラスター学園長がアゲートの書類に除籍印を押した瞬間、アゲートがショックを受け、飛行機のエンジンに不調が。不時着します。
そこは、のどかな牧場が広がる村。クロムは修道女のリナと再会します。
リナに教会へ連れて行かれる二人。アゲート、祈る人々を見つめています。外では、修道士のマントを着たクロムが土盛りの墓に祈っています。「人造兵もこうすると人間になれるんだってさ」とクロム。カールスにそう教わったらしいです。ああ、ほのぼの。

不時着した飛行機を見つけた軍が、捜索のためにやってきます。いきなり教会に催涙弾を投げ込むわ、出てきた民間人を銃撃するわ、無茶苦茶です。
アゲートの周りに風が渦巻き、突風が窓を突き破ります。すると軍のほうは上空からミサイルで爆撃。教会は無残に崩れ落ち、村人たちの屍が累々です。
「たくさんの優しい人の命が奪われた」とつぶやくアゲート、戦車に向かっていきます。銃撃をものともせず、グーパンチで戦車を破壊するアゲートに、クロムも呆然です。その後もアゲートの怒りは収まらず、戦闘機を撃ち落とし、パイロットが死んでもなお銃を撃ち続けます。

「もうやめろ」と叫ぶクロムの前で、アゲートの身体からカールスの幻影が分離します。
「人間はこの程度のものなのか！」と絶叫するアゲート。これは、怒ることのなかったカールスの叫びだ、とクロム。

一方、クロムに置いてけぼりにされたクロム団。川べりで倒れている教団の男と、スーツケースを発見します。男の手には、妻と娘といっしょに撮った写真入りのロケットが握られています。スーツケースより、こっちのほうが大事だったんだとクロム団。男の墓を作り、男の家族に会ったらこの場所を教えてあげよう、と言います。　ちょっと泣けました。

来週はカールス回想てんこ盛りの予感。とりあえず総集編ではなさそう。楽しみです。

クラスターエッジ
クラスターエッジ（テレビ東京）