« 金色のコルダ[7] | トップページ | 金色のコルダ[8] »

2005年11月 8日 (火)

読み語り[5]

今日、4年生相手に読んだ本です。

・「そらとぶはちの物語」 馬場のぼる作 童心社
・「いちがんこく」 川端誠 作 クレヨンハウス
・「つみきつんでもっとつんで」 土屋冨士夫 作 徳間書店

「はち」というのは蜂ではなくて鉢の方です。信貴山縁起絵巻をもとにして書かれた、仙人と天狗が出てくる日本の昔話です。放っておかれて腹を立てた鉢が、倉を壊して米俵をぜんぶ持っていってしまうくだりはウケました。全編通して、物語に集中していたようです。こういうストーリーはかえって新鮮なのかも知れません。

「いちがんこく」は落語を現代風にアレンジした絵本です。この作者は他にも落語絵本を書いていますが、これはかなりアレンジされている方だと思います。導入部分はみんな笑って聴いていたのですが、主人公の男が一つ目の国の奉行書で取り調べを受けるあたりでし〜んとなってしまいまして(読むトーンが怖すぎた?)、肝心のオチでも頭が切り替わらないようで、呆然としたままでした。これからどうなるどうなる、で引っ張ってきて、オチがたった一言なので、難しかったかな。
家で下の娘を相手に読んだ時は笑ってくれたので、これは一人で読んだ方が分かりやすい本なのかも知れません。

「つみき」は、4年生にはちょっともうダメかな、と危ぶみつつ読んでみたのですが、意外と大ウケでした。低学年のように大声で叫んだりはしませんが、控えめにザワザワと突っ込んだり驚いたりしてました。

4年生ともなると反応がストレートでなくなってくるのがちょっと寂しいのですが(6年生ともなると笑いをとるのは至難の業、というかつい無難なシリアス路線の本ばかり読んでしまいます)照れくさそうに笑ったり、ひっそり突っ込んだりしてくるので、一応「ああ、楽しんでるみたい」と分かります。

今月の担当はこれにて終了。さてこれから、クリスマスにやるパネルシアターのネタ決め会議(ほぼ雑談)に行ってきまーす。

« 金色のコルダ[7] | トップページ | 金色のコルダ[8] »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 金色のコルダ[7] | トップページ | 金色のコルダ[8] »

カテゴリー